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発表日:2023-06-09 14:21:10 閲覧回数:1093
現代のスマホ中心の生活には無くてはならないモバイルバッテリー、外出する際には必須の持ち物であると言えます。
みなさんはそんなモバイルバッテリーの事故がどれほどの件数報告されているかご存じでしょうか?近年大きなモバイルバッテリー事故が増えてきたこの頃、2019年消費者庁が公開した情報によるとモバイルバッテリーの事故件数は2015年から現在2019年にかけて年々増加傾向にあり、全体の事故件数としては162件、中には火災にまで発展しているケースが39件もあります。以下が消費者庁の公開したデータとなります。
詳しくモバイルバッテリーの事故件数データを見てみると調査初めの平成25年から若干数ですが年々事故件数を増やしていましたが平成30年には爆発的にその事故件数を伸ばしていてこれからより一層モバイルバッテリー事故の増加が予想されます。
このモバイルバッテリーの事故件数増加に伴い、電気用品安全法(PSE法)の規制対象となり2019年2月からPSEマークの無いモバイルバッテリーは販売する事が出来なくなりました。そもそもPSEとはProductSafetyElectricalApplianceandMaterialsの略称であり電気用品安全法の安全基準をクリアした電気製品にのみPSEマークが与えられます。そんなPSEマークですがこのマークがあれば安全という事は全く無く、使用法を誤ってしまうと大きな事故が起こってしまうので各個人間での安全対策が求められます。
モバイルバッテリーを充電し過ぎたり、衝撃を与えたりすると
爆弾のように大きな音を発し爆発することがあります。
モバイルバッテリー事故を避ける唯一の方法は事前の対策に限りますが正しい対策方法をご存知の方はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか。
今回はそんなモバイルバッテリー事故対策について紹介していこうと思います。
モバイルバッテリー事故の対策には何をすべきか
ここからは基本対策となる5ポイントを紹介していこうと思います。
まず1ポイント目として挙げられるのが衝撃や圧力を加えない、高温の場所に放置しないという対策です。
硬くて丈夫そうに見えるモバイルバッテリーですが案外衝撃に弱いという性質を持っているので取り扱いには十分注意をして衝撃や圧力から守るよう心掛けましょう。そしてモバイルバッテリーにはリチウムイオンバッテリーが使われています。リチウムイオンバッテリーは高温に弱いという性質を持っているのでモバイルバッテリーの高温の場所での使用、放置は必ず避けるようにしましょう。
そして2ポイント目に挙げられるのが充電中燃えやすい物の近くに置かないという点です。
こちらは燃えやすい物が近くにあると、充電中にもし発火してしまった時燃え移ってしまい最悪の場合家が全焼してしまう事の対策に繋がります。
3ポイント目で挙げられるのが膨張、異臭、熱を感じたら使用を止める事です。
これらの症状が出たら危険信号です。そのまま使用を続けていたら発火してしまう危険性があるのですぐに使用をやめましょう。
4つ目に挙げられるのが破損や水濡れをしてしまったら使用を辞めるという点です。
モバイルバッテリーが水濡れしてしまうと中の回路がショートしてしまい発火の原因に繋がります。破損した物を使い続けるのは大変危険なので破損や水濡れをしてしまった場合は使える状態でも新しいものに変えましょう。
そして5つ目として挙げられるのは使用済みモバイルバッテリーはリサイクルへ出すという点です。
モバイルバッテリーは発火事故の恐れがある為燃えないゴミとして普通に捨てる事は出来ません。使用済みモバイルバッテリーの適切な処分方法として1番望ましいのがリサイクルです。リサイクルは一般社団法人JBRCに登録されている家電量販店などにリサイクル回収ボックスがあるのでそこからリサイクルに出すことが出来ます。
それではおさらいで
衝撃・圧力を加えない高温の場所に放置しない
充電中に燃えやすい物の近くに置かない
膨張、異臭、熱を感じたら使用を辞める
破損や水濡れをしてしまったら使用を辞める
使用ずみモバイルバッテリーはリサイクルへ出す
以上5点が必須のモバイルバッテリー事故対策となります。モバイルバッテリーは壊したりしてしまってもなかなか安い物ではないのでそのまま使われている方も多いのではないでしょうか。少しの不具合で大事故が起きてしまう可能性が大いにあるので今回紹介した不具合が当てはまるモバイルバッテリーをお持ちの方は新しいものへの交換を強くおすすめします。